歯数と相手歯車を確認する

外周の歯を一周数え、欠けている部分は残った間隔から推定します。かみ合う相手歯車の歯数、外径、軸の位置も確認します。片方だけを似た形にしても、歯の間隔が合わなければ動きません。

写真は真上から撮り、傾きで歯形が変わって見えないようにします。

中心穴と固定方法を測る

丸穴、D穴、キー溝、セレーション、止めねじなど、軸への固定方法を確認します。摩耗した中心穴は広がっていることがあるため、軸側の実測値を優先します。

軸へ圧入するのか、軽く差し込むのか、回転力をどこで受けるのかも伝えてください。

歯の規格を推定する

平歯車、はすば歯車、ウォーム、スプロケットでは形が異なります。歯数、外径、厚み、圧力角やモジュールなどの規格を特定できれば、摩耗前の形をCADで作り直しやすくなります。

規格が分からない場合は、相手歯車と軸間距離を含めて専門家へ見てもらいます。

回転条件と壊れたときの影響を伝える

手でゆっくり回す模型と、モーターで連続運転する機械では必要な材料と精度が違います。回転速度、時間、荷重、潤滑、温度、音、摩耗を伝えます。

破損で機械が暴走する、指を挟む、他の部品を壊す場合は、3Dプリント品だけで代用しないでください。

試作と最終品を分ける

かみ合いと回転方向の確認には、安価な試作品を使えます。動作が確認できた後、必要に応じて切削加工、成形品、適切な工業材料へ移します。

3Dプリントを最終品にする場合も、摩耗の点検周期と予備部品を用意してください。