爪が動く方向を観察する

組み付け時に内側へ曲がるのか、外側へ広がるのか、スライドして掛かるのかを確認します。取り外すときに工具で押す場所や、指を入れる空間も設計条件です。

壊れた部品だけでは動きが分かりにくいため、相手側の溝や突起も撮影してください。

根元の破損原因を探す

鋭い角、短すぎる爪、厚すぎて曲がらない形、積層の境目、経年劣化などが破損原因になります。根元へ丸みを付ける、長さを確保する、力を分散するリブを入れる方法があります。

周囲の干渉で形を変えられない場合は、材料や取り付け方法を見直します。

材料と形の柔らかさを分ける

粘りのある材料を使っても、爪が厚く短ければ曲がりません。反対に柔らかすぎると、引っ掛かりが外れます。材料、長さ、厚みを一度に大きく変えず、試作で調整してください。

何回着脱するかを伝え、使い捨ての固定と繰り返し使用を分けます。

プリント方向で折れ方が変わる

爪を曲げたときに積層の境目が開く向きでは、根元から割れやすくなることがあります。部品全体の見た目より、爪へかかる力を優先した向きを相談します。

サポート跡が引っ掛かり面へ残る場合は、研磨や分割も検討します。

爪だけの試験片を作る

本体を何度も出力せず、爪と相手側の溝だけを切り出して試せます。厚み、引っ掛かり量、隙間を少しずつ変えた候補を作り、必要な力で着脱できるものを選びます。

最終品では、何回の着脱を試したかと、破損が始まる兆候を記録します。