樹脂に直接ねじ込む用途を限定する

タッピングねじや造形した雌ねじは、部品点数を減らせます。一方、何度も締め直すとねじ山が摩耗し、締め付け力が落ちることがあります。軽いカバーの固定など、壊れたときの影響が小さい用途から検討します。

ねじ径、下穴、締め付け回数を試作で確認してください。

熱圧入インサートは周囲の厚みが必要

金属インサートを熱で押し込む方法は、繰り返し使う雌ねじを作るときに有効です。穴が大きすぎると抜け、小さすぎると周囲が割れるため、使用するインサートの推奨寸法に合わせます。

挿入方向、工具の入り方、熱で変形しない周囲形状も設計します。

ナットを埋め込むか貫通させる

六角ナットを途中で入れて造形する、後から差し込む、ボルトを部品の反対側まで通す方法があります。抜け止めと、ナットを工具で押さえる空間を確認してください。

荷重を広い面へ逃がすため、ワッシャーや金属板を組み合わせることもあります。

軸・ばね・磁石は市販品を使う

回転軸、ばね、ベアリング、磁石、ピンなどは、規格品を使うと交換しやすく、性能も安定します。部品の型番や実測寸法を先に決め、CADへ正確に反映します。

磁石の向き、接着剤の種類、圧入時の逃げも確認します。

組み立て手順を試作で確認する

CAD上では入る金具でも、実際には工具が届かない、斜めにしか押せない、組み立て後に外せないことがあります。部品を組む順番と、修理時の分解方法を確認してください。

納品に金具の取り付けまで含むか、依頼者が組み立てるかも見積もりで分けます。