積層跡を消す目的を決める

展示用の外観を整える、手触りを滑らかにする、塗装の下地を作る、汚れを付きにくくするなど、仕上げの目的を分けます。すべての面を鏡面にする必要はありません。

完成イメージに近い写真を用意し、「この程度の筋は残ってよい」と許容範囲も伝えます。

研磨できる形とできない形がある

広い平面や外側の曲面は研磨しやすい一方、細い溝、内側の穴、格子、細い突起は工具が届きません。研磨で角が丸くなったり、文字が薄くなったりすることもあります。

仕上げが必要な面へ工具が届くよう、分割や部品形状を検討してください。

下地と塗装を工程に含める

塗装では、洗浄、研磨、下地材、色、透明保護まで複数工程があります。材料と塗料の相性、乾燥時間、塗膜の割れを確認します。

可動部、ねじ、はめ合い、接着面は塗料が付かないようマスキングし、組み立て前後のどちらで塗るかを決めます。

寸法面は仕上げ範囲から外す

研磨は材料を削り、塗装やコーティングは厚みを足します。穴、軸、スライド、シール面へ処理すると、はまり方が変わることがあります。

仕上げ前の寸法で設計するか、塗膜を見込むかを制作者と出力者の間で共有してください。

データ作成・出力・仕上げの担当を決める

別々に頼む場合は、仕上げ担当が扱いやすい材料と分割方法をデータ作成者へ伝えます。出力担当には、どの面をきれいにし、どの面を無加工で残すかを示します。

完成品の写真だけでなく、仕上げ前の状態も残しておくと、再発注時の条件を比較できます。