積層の向きで壊れ方が変わる

層を積み重ねる方式では、層に沿う方向と、層をはがす方向で強度が異なることがあります。細い爪やブラケットを、引っ張る力が層を分ける向きに置くと、境目から壊れやすくなります。

荷重の方向を矢印で示し、最も壊れてほしくない場所を伝えます。

曲面と段差の見え方が変わる

緩やかな斜面や曲面は、積層の段差が目立つことがあります。外観を見せたい面を上向きや横向きにすることで、目立つ場所を移せる場合があります。

表面を研磨・塗装するなら、後処理しやすい向きとサポート位置も考えます。

サポート跡を付けたくない面を示す

張り出しや空中に浮く形には、造形中に支えるサポートが必要な方式があります。サポートを外した場所には跡が残り、寸法や表面に影響することがあります。

取り付け面、シール面、手で触れる面など、跡を避けたい場所を優先順位付きで示してください。

穴・軸・平面の寸法を確認する

穴の向きや造形姿勢によって、真円度や表面が変わります。後からドリルやリーマで仕上げる場合は、加工代と工具を通す空間を設けます。

平らに置いた面でも、最初の層が広がることで縁の寸法が変わることがあります。

向きによる価格差も確認する

背を高くして置くと造形時間が増える、サポート材が多いと後処理が増えるなど、向きは価格と納期にも影響します。出力者へ任せる場合は、どの基準で向きを決めるかを聞いてください。

重要部品は、候補方向を小さく試し、破損や表面を比べてから最終出力へ進みます。