一個の試作を確定してから増やす
形が固まる前に数量を増やすと、同じ不具合を全数で作り直すことになります。まず一個で取り付けと動作を確認し、修正後の最終データを基準版として固定します。
材料とプリント方向も、量産分と同じ条件で試してください。
数量ごとの費用内訳を見る
データ作成費は初回中心ですが、造形、後処理、金具取り付け、検査、梱包は個数に応じて増えます。粉末造形では配置効率、FDMでは機械時間など、方式によって単価の下がり方が異なります。
一個、十個、五十個など同じ条件で見積もりを取り、総額と一個当たりを並べます。
ばらつきと検査方法を決める
同じデータでも、機械、配置、材料ロット、後処理で差が出ます。全数を測る寸法、抜き取りでよい寸法、外観の合否を決めます。
検査成績書が必要なら、測定方法と書式を見積もり条件に含めてください。
予備数と不良時の扱いを決める
組み立て時の破損、現場での紛失、将来の交換を考え、必要数とは別に予備を作るか検討します。不良が見つかった場合の再出力、納期、送料の扱いも先に確認します。
数量を一括で作るか、分納して初回分を確認するかも選べます。
別工法へ切り替える時期を考える
数量が増えると、切削、真空注型、射出成形などが総額や品質で有利になる場合があります。形状変更の可能性、今後の年間数量、必要材料を伝え、比較してください。
3Dプリントで作ったデータをそのまま他工法へ使えない場合もあるため、量産向けの設計変更を見込みます。