「3Dが得意」だけでは判断しない

3D制作には、キャラクター、建築、商品CG、機械部品など、目的の違う仕事が含まれます。物理部品では、見た目の再現だけでなく、穴の位置、厚み、はめ合い、力のかかり方を寸法として扱えることが重要です。

プロフィールや制作例を見るときは、部品、治具、筐体、試作品など、実際に出力して使う物の例があるかを確認します。完成画像がきれいでも、寸法や材料について説明がなければ、今回の依頼に合うとは限りません。

制作例は「何を解決したか」まで見る

似た形の制作例があるかに加え、どの資料から作ったか、どこを測ったか、試し出力後に何を直したかが分かると、対応力を判断しやすくなります。守秘義務のため詳細を公開できない場合もあるので、購入前の相談で、同種案件の進め方だけでも尋ねてみましょう。

既存データを出力した例と、現物からデータを作った例は別です。自分が持っている資料と同じ条件の仕事を経験しているかを見ます。

最初の返信で確認したいこと

よい返信は、すぐに「作れます」と断言するより、不足している寸法、用途、材料、納品物について具体的に質問してくれます。反対に、相手部品や使用条件を聞かず、写真一枚だけで正確に再現できると断定する場合は、認識のずれがないか慎重に確認してください。

専門用語の多さより、依頼者が答えやすい言葉に置き換えて説明できるかも大切です。

見積もりは同じ条件で比べる

候補ごとに違う説明を送ると、金額の差が作業範囲の差なのか分からなくなります。同じ写真、寸法、希望納品物、期限を送り、データ作成、修正、試し出力、材料、送料、元データの納品を分けて答えてもらいます。

安い見積もりにSTEPデータや修正が含まれず、高い見積もりには試作まで含まれていることもあります。総額だけでなく、受け取れる物と追加料金の条件を並べてください。

契約前に責任範囲を決める

寸法の測り違い、データ上の不具合、造形時の変形、配送中の破損は、原因によって対応者が変わります。データ作成と出力を別々に頼む場合は、試し出力で問題が出たときに誰へ戻すのかを先に決めておきます。

納品後の再出力や第三者による修正を予定しているなら、データの利用範囲も確認します。