温度は最高値と常用値を分ける
一瞬触れる高温と、何時間も続く温度では、材料への影響が違います。通常時、最大時、何分・何時間続くかを書きます。周囲温度だけでなく、部品そのものへ熱が伝わる方法も確認してください。
車内、照明、モーター周辺などは、停止中や密閉時に温度が上がることがあります。
熱と荷重が同時にかかるかを見る
熱い場所で荷重を受ける部品は、割れなくてもゆっくり曲がることがあります。ねじで締め続ける、片側だけで支える、ばねのように押し続ける条件を伝えます。
寸法が少し変わるだけで動かなくなるはめ合い部品は、温度変化による膨張も考えます。
熱源・火気・電気との距離を確認する
ヒーター、コンロ、排気、電源部品の近くでは、耐熱だけでなく難燃、絶縁、煙やガスの条件が関わります。一般的な試作材料で純正部品を置き換えないでください。
熱を受けない位置へ部品を移す、金属板で遮る、市販部品を主体にするなど、形状以外の対策も検討します。
材料の数値は試験条件と一緒に見る
材料表には、熱変形やガラス転移など複数の温度が記載されます。試験片の形、荷重、測定方法が実際の部品と違うため、数値だけで安全を決めることはできません。
候補材料で実際の形を作り、使用環境より厳しい条件も含めて変形を確認します。
試作品には壊れても安全な仕組みを付ける
初回は低い温度と短い時間から試し、人や可燃物から離します。落下防止、遮熱、温度監視、交換時期など、部品が変形しても事故につながらない対策を用意してください。
安全規格や保証が関わる機器は、メーカーまたは専門業者に相談します。