元のねじを保管して全体を撮る
外したボルトやねじは捨てず、頭、ねじ山、先端、全長が分かる写真を撮ります。定規だけでなくノギスを添え、頭を除いたねじ部の長さと、全長を分けて測ります。
ねじが折れている場合は、相手側に残った部分や、同じ場所に使われている別のねじも確認します。
直径とピッチを別に調べる
ねじの外径が近くても、ねじ山の間隔であるピッチが違うと入りません。ピッチゲージがなければ、第1山から第11山までの10ピッチ分の長さを測り、10で割ると目安を出せます。任意のN区間を測る場合も、割る数は山の個数ではなく区間数Nです。ただし、最終判断は現物合わせや規格確認を優先します。
インチねじとメートルねじは混同しやすいため、機器のメーカーや型番も伝えてください。一般用メートルねじの呼び径とピッチは、JIS B 0205-2(日本規格協会)で確認できます。
頭の形と工具の逃げを確認する
皿ねじ、なべねじ、六角ボルトなど、頭の形によって部品側の座面が変わります。ドライバーや六角レンチを回す空間があるか、工具が斜めにならないかも設計条件です。
頭を面一にしたい場合は、沈める深さと周囲の肉厚を確認します。
樹脂に直接ねじ込むか金具を使うか
一度だけ固定する軽い用途なら、樹脂に直接ねじを切る方法もあります。繰り返し着脱する、強く締める、振動がある場合は、金属インサート、埋め込みナット、貫通ボルトを使う方が向くことがあります。
金具を後から圧入・熱圧入する場合は、穴の寸法と周囲の厚みを金具に合わせて設計します。
締め付け条件と壊れたときの影響を伝える
手で軽く締めるのか、工具で強く締めるのか、何度も外すのかを書きます。締め付けすぎると樹脂が割れたり、時間とともに緩んだりするため、金具の選択と部品形状を一緒に検討します。
落下や事故につながる固定では、3Dプリント部品だけに荷重を任せず、別の落下防止も用意してください。