一度に判定する項目を絞る

穴位置、外形、厚み、組み付けのどれを確認するかを決めます。一つの治具で多くの寸法を拘束すると、不合格の原因が分かりにくくなります。

重要な二、三項目を素早く見る治具と、詳細測定を分ける方法もあります。

基準面と入れる方向を決める

製品をどの面へ置き、どの方向からゲージへ入れるかを決めます。向きを逆にできない形や、奥まで入ったことが分かるストッパーを設けます。

作業者が押す力で判定が変わらないよう、無理に押し込まないルールも必要です。

通り側と止まり側を分ける

穴や外径の上限・下限を見る場合は、「ここまでは通る」「ここからは通らない」という二つの基準を作ります。寸法値だけでなく、どの状態を合格とするかを図で示します。

材料のたわみや表面粗さが判定に影響するため、試作品と測定器の結果を照合してください。

ゲージ自体の誤差と摩耗を管理する

3Dプリント製ゲージにも造形誤差があり、使用するうちに擦れて寸法が変わります。作成時の実測値、使用開始日、確認頻度を記録し、基準品で定期的に確かめます。

摩耗する接触部だけを交換式にする方法もあります。

品質保証に使う範囲を決める

作業者が組み立て前に確認する補助治具と、正式な検査成績を出す測定器では役割が違います。顧客との契約や規格で測定方法が決まっている場合は、それに従ってください。

3Dプリント治具だけで高精度の保証を行わず、必要な測定器や校正を併用します。