壊れる前の形を推定する

破片を集め、壊れていない左右対称の部分や、組み合わさる相手部品を手がかりにします。接着して形を戻す場合も、接着剤の厚みや歪みが入るため、その寸法を元の値として扱わないようにします。

破損前の写真、同じ製品の別の部品、取り付けた状態の写真があれば、見えない部分を推定する助けになります。

同じ場所が壊れた理由を探る

経年劣化、細すぎる爪、繰り返しの曲げ、ねじの締めすぎ、熱、薬品、紫外線など、壊れた原因によって直し方が変わります。元と同じ形に戻すだけでは、再び同じ場所が割れるかもしれません。

どの操作のときに壊れたか、普段どの方向へ力がかかるかも依頼先へ伝えましょう。

硬さだけで材料を選ばない

硬い材料が、必ずしも壊れにくいわけではありません。繰り返し曲がる爪には粘り、屋外では耐候性、熱源の近くでは耐熱性が必要です。

層の境目をはがす向きに力がかからないよう、プリントする向きも含めて考えます。材料名だけでなく、どのように使うかを基準に選んでもらいます。

最初は取り付け確認用として作る

一度で最終品を目指さず、まずは取り付けと動作を確かめる試作品を作る方法があります。はまり方、周囲との干渉、ねじ位置、操作したときの感触を実物で見ます。

形に問題がなければ、材料や肉厚、表面仕上げを最終用途に合わせて調整します。

3Dプリントで代用しない方がよい部品

ブレーキや車両走行に関わる部品、医療用途、ガス・火気・高電圧に関わる部品、人の体重を支える部分、落下すると人へ当たる部品は、メーカーや専門業者へ相談してください。

見た目を同じにできても、純正品と同じ材料特性や検査条件まで再現できるとは限りません。